女性が活躍したいと思ったら、どういう業界で女性が実際に活躍しているのかを知る必要があります。ここでは、実際に女性の活躍比率が高い職種を、業界ごとに紹介していきます。また、女性人気が高い理由にも触れていきます。
女性の比率が高い業界といえば、医療・福祉業界でしょう。厚労省の調査では、医療・福祉分野の企業における部長以上の役職者の女性比率は、他産業の3倍以上であることがわかりました。
医療・福祉業界の中でも女性比率が高いのは、やはり看護師です。看護師の90%以上が女性なので、女性にとって活躍やキャリアップがしやすい職種といえます。
男性より女性の数が多い職種としては、薬剤師も挙げられます。薬剤師は基本的に就業時間が決まっている、残業が比較的少ない、産休・育休を取りやすいなどの点から、女性に人気の職種です。また、服薬指導などの際に女性ならではの気配り力も活かせる仕事なので、活躍しやすいでしょう。
美容分野は、特に女性人気が高いです。中でもセラピストは、スキルを磨けば給与や待遇アップが期待できる職種として女性から人気を集めています。独立して自分のサロンを持つ道も目指せる、女性にとって魅力的な職種です。
IT業界も、近年女性の進出が目覚ましい業界です。インターネット環境があれば着手できる業務が多いため、在宅ワークを希望する主婦層などから人気を集めています。また、IT業界は人材が不足していることが多いため、男女問わず、実力があればキャリアアップしやすい点も魅力です。さらに、働く環境の整備がパフォーマンスの向上につながると考える経営者が多いため、デザイン会社のオフィス内環境は充実度が高い傾向にあります。こうした点も、女性人気を集めている理由です。
特にオンラインスクールの増加により、Webデザイナーになる女性が増加中です。スキルを磨けば、フリーランスとして独立して活躍することもできます。
そのほかシステムエンジニアやITコンサルタントも、女性が役職に就く割合が高い職種です。
サービス業でも、多くの女性が活躍しています。
憧れの職業を聞かれて、客室乗務員と応える女性は多いでしょう。世界中を飛び回る華やかな職種です。女性比率が高いことから、結婚・出産後に職場復帰しやすい環境の職場が多い傾向にあります。
アパレルショップの販売員も、女性に人気の職種です。気配り力やコミュニケーション力が高い女性に向いている職種といわれています。経験を積めば、マネージャーや店長のポジションになり、店を経営する立場に回ることもできます。
ネイリストや美容師、美容部員といった美容系の職種も、女性らしさを活かして活躍できる職種です。
金融・保険業界では、顧客ニーズの把握や人当たりの良さ、気配り力などが求められます。比較的女性の方がこうしたスキルを有しているケースが多いため、金融・保険業界で活躍している女性は非常に多いです。また、保険会社や銀行、証券会社などは企業規模が大きいケースが多く、福利厚生が充実している傾向があります。手当が手厚いほか、スキルアップ支援に積極的な企業が多いので、女性も無理なくキャリアアップが目指せるでしょう。
保険外交員やホールセール、リテール営業などが、特に女性の活躍が目立つ職種です。