就職しても変わらない看護師が追うべき理想像

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理想の看護師像はありますか?

理想の看護師像はありますか?

勉強や実習を頑張って、看護師の資格を取得して、やっと看護師としての仕事を始めます。新人のころは理想の看護師像があったり、目標を持っていた人も、看護師としての経験を経るうちに、いつのまにか現実ばかりが目について、明確な目標が亡くなってしまったり、自分の理想を考えることをやめてしまう人が少なくありません。しかし、看護師として数年の経験を経た、3年目以降が、自分の可能性やチャンスを生かす、大事な時期となります。この時期に、自らが今後看護師として、将来どんな看護師になりたいのか、将来どんな方向に進みたいのか、このまま看護師を続けるのか、自分の可能性を生かす場所はどこなのか、これらのことを考えるかどうかで、その後の人生が大きく変わることになるのです。

将来の自分をイメージしてみよう

新人のころは、漠然としていた理想の看護師像も、看護師としての経験を経た今では、大きく異なっていることと思います。とくに3年目にもなると、看護師の現実や可能性、さまざまな選択肢や、働き方が見え始める時期となり、具体的な理想の看護師への目標やプランを立てやすく、最適な時期となります。
働いている職場や配置された病棟、職場環境によって、自分の可能性や業務内容が大きく変わることや、看護師の資格を生かしてさまざまな職場で働くことが可能であることや、さらなるキャリアアップを目指すことで、管理職となることや開業が可能となることなど、より具体的プランが立てられることでしょう。さまざまな選択肢から、将来の自分をイメージして、キャリアプランを考えてみましょう。

3年目の悩みとは…!?

看護師として働きはじめ、3年目を迎えるにあたって、リーダートレーニングを始める人もいることでしょう。病院看護師のリーダー業務とは、看護師たちのリーダーとなり、指示を出したり、フォローをしたり報告を受けたり、患者全体の状態と看護師たちの仕事の進行状況を管理したり、さらには、主任や師長などへの業務報告を行なったり、病棟全体の状態を把握したり、看護師たちと主任や師長などの管理職をつなげる役割を求められる仕事となります。このリーダー業務は、とても責任のある業務となりますので、誰もができる仕事ではありません。
リーダートレーニングをしたからといって、リーダーを任されるとは限らないということです。リーダーになれず辛い気持ちになる人がいる一方で、リーダー業務に就いたことで多くの悩みを抱えることになる人もいます。
このように、看護師になって3年目ともなると、新人のころには想像もしなかった悩みに行きあたるころなのです。